さよならの意味

16thシングル「さよならの意味」のMVが解禁されましたね。

乃木坂って、MVをフルサイズで見せてくれるんですね。

AKBはいつもショートバージョンだったから驚きです。

なかなか凝っていて、映像がとても綺麗な仕上がりですね。

作品は、映画のような仕立てで・・・一見、曲とは繋がりを見せない

ストーリー展開になっています。

曲のイメージとは離れているようにも感じますが

どうなんでしょう？・・・まずは、ご覧になってください。

物語は、ある儀式を迎える二人の少女のお話です。

この世界には、異形の人種である「棘人」がおり

人と棘人は、昔争いをしていたという過去があり

そのわだかまりを取り除くのがこの儀式となっています。

その儀式とは、「棘刀式」と呼ばれ

棘人の手にある棘を切り落とす儀式となっています。

人の代表者は、西野七瀬ことなぁちゃん。

物語は、核である彼女を中心に展開します。

そして、棘人の代表が・・・今シングルのセンターである

橋本奈々未ことななみんなのですが

乃木ヲタの感想を見てみると・・・

正直、意味がわからんと言った意見が多数ですね。

一応は解釈している方もいらっしゃいましたが

これは、なかなか難しいんじゃないかな？

おそらく、多くの意見のどれもが正解であり不正解なのかも。

ともかく・・・なかなか考えさせられるMVとなっております。

もちろんこれは、ななみんの卒業ソングであり

彼女初のセンターによるシングル曲でもある。

曲自体は、題名からしてまさに卒業ソングなわけですが

このMVの謎は深まるばかりですな。

とはいえ・・・せっかくですから俺なりの解釈をしてみます。

まず、棘人とは何者なのか？

映像では、普段は何も無い手の甲に

感情の起伏によって、無数の棘が出てきてしまう人。

物語の途中で、ななみんの妹である飛鳥ちゃんが

ビデオ撮影をしようとしていた未央奈のカメラを奪おうとして

それを止めに入るなぁちゃんを傷つけてしまいます。

そういう事が起こりうる故、人から嫌われているのが棘人

という事になるわけですが、ななみんが嫌われているかと言えば

そんな事は、全くないわけですよね。

となれば・・・別の意味合いがあるはずです。

普通の人には、理解されない人ということでしょうか？

今回、彼女は・・・今までのメンバーではあり得ない卒業をします。

乃木坂の卒業と同時に、芸能界も引退するという事実。

ある意味、アイドルグループの卒業としては異例であり

おそらく、メンバーやヲタの多くがショックだったはずです。

彼女は元々、芸能界への憧れがあって乃木坂に入ったわけではない。

東京の美術大学に進学して上京したわけですが

親に頼りたくないと学費や生活費はすべて自己負担だったらしい。

乃木坂に入った理由も、芸能界への憧れではなく

食費や生活費を浮かすためのものだったようですね。

ただ、普通なら・・・いくら頼りたくないと娘が言っても

親は仕送りするし、娘も甘えるはずですよね。

そう考えると、彼女は反対する親を押し切って

上京したのではないでしょうか？

そして、乃木坂で活躍するうちに本来の目的も見失ってしまった。

結果的に、美術大学も中退してしまいましたからね。

そう考えると・・・このMVは、ななみん自体の物語なのではないでしょうか？

アイドルになりたくてなったわけではなかった彼女は

ただ、言われた事をこなしている毎日を送っていた。

そうすることで居心地も良かったし、仲間もいた。

しかし、時がたつにつれ・・・違和感を感じた。

自分のいる場所はここではない。

理解されようとされなくても、この場所を出るしかない。

彼女はずっとそう思っていたが、誰にも相談できない。

だから、このまま自分を押し殺していようと思っていた。

しかし、それに気づいた人がいた。背中を押してくれるメンバーがいた。

そのままの自分でいていいんだよ！

そして、彼女は旅だった。

誰にも知られることなく、異形のままの姿で。

う～ん・・・ちょっと言葉にするとぎこちないですね。

ともかく、このMVは・・・ななみん自身の物語だと理解するのが

一番、ベストのような気がしますね。

なぁちゃん役が、本人なのか別の人なのかはわかりませんが

ななみんの背中を押してくれた人物がいるのでしょう。

ともかく・・・ハイクオリティな映像美と美少女たち。

いやぁ～、乃木坂って・・・みんな絵になりますね。

俺は、ななみんの妹が飛鳥ちゃんってところに注目しています。

だって・・・彼女の後を継ぐのは妹でしょ！

17thシングルで再びセンターに立つのは飛鳥ちゃんって事で。

まあ、そこは・・・俺的に都合の良い解釈ですけど。

では・・・また・・・