投稿するのが、かなり久しぶりになってしまった。
原因は、悪性の風邪なのだが、インフルエンザではないのが悔しい。(笑)
約2週間・・・のどの痛み、鼻水、鼻づまり、咳、タンに苦しみ
時折、熱も上がるという、なんとも例えようもない苦しみを経験した。
とはいえ・・・やっと通常営業に戻れそうなので心配はご無用。
おそらく、AKBの握手会が原因かと思われるが、真意はわからずです。
療養中、暇つぶしに、乃木坂のドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方」を見た。
48G同様、乃木坂も裏側を包み隠さずに記録しているおかげで
今まで知らなかった、知りたかった部分も感じる事ができた。
「乃木どこ」や「乃木中」でも、彼女たちの裏側が語られる事があったが
衝撃度はやはり・・・映画の方が完全に上である。
一番の衝撃は、フロントメンバーのほとんどが
心に闇を抱えて、乃木坂のオーディションを受けていたこと。
壮絶ないじめであったり、登校拒否であったり
家庭に問題を抱えてたり・・・そのどれもが孤独と戦っていたわけで
普通のちょっと可愛い女の子が、この乃木坂に合格したと思っていた俺にとって
彼女たちの過去は・・・あまりにも衝撃的だった。
彼女たちにとって、乃木坂46というグループは
自分の存在価値を示してくれる唯一の光だったんだな。
映画は、彼女たちの母親のナレーションベースで進行する。
それが余計に心に重く刺さるし、闇の深さを感じさせる。
生駒、西野、橋本、あの白石でさえいじめの対象になって登校拒否していたとは・・・
彼女たちの今の頑張りは、まるで生きている事を証明しているかのようだ。
先日、卒業発表した橋本は・・・本当にお金で苦労したようだね。
冠番組を見ていても、その発言のほとんどがそれを証明している。
理想の旦那様は「借金をしない人」、忘れ物をよくするのは「お金に余裕がある人」。
彼女の思考は、常に借金で苦労した事への憎しみのようにも思える。
卒業と同時に、芸能界を引退する理由も、まさにその通りだ。
お金に余裕が出来たから、この場所にいる必要が無くなった。
芸能界に執着が無いのも、自分の力で危機を脱したからなのだろう。
彼女の場合は・・・乃木坂に入る事で、自分を変えるというよりも
苦労してきた生活を変えるためのものだったに違いない。
ならば・・・この芸能界引退は、ごく自然な成り行きだし
安定した職に就きたいと願うのは、当然の行動だとも思う。
逆に、生駒、西野、白石は・・・それまでの自分が嫌いだった。
乃木坂に入って、それまでの自分と決別できた。
だから彼女たちは、けして今に満足しないし、元の自分に戻りたくないと思っている。
フロントメンバーの強さは、きっとそこにある。
だから・・・今がより美しいのだろう。
自分を変えてくれたのが乃木坂であり、乃木坂がある限り
自分はもっと輝けるステージへ行こうと努力している。
正直・・・そんな子たちに、アイドルになりたいってだけで
この世界に飛び込んできた子が敵うわけがない。
今のAKBの弱さは、まさにそこである。
国民的アイドルになった当初のAKBのメンバーも一応に
心に闇を抱えながら、アイドルの頂点を目指した。
だから、強かったし・・・各々の覚悟が凄まじかった。
今の乃木坂のメンバーには、それと同様の覚悟があるのだ。
ここにいなかったら・・・自分は死んだも同然。
この映画は乃木坂の弱さを見せることで、その強さを見せていた。
アイドルの頂点に立つという事は、簡単じゃない。
言われた事だけやっていたって、何も変わらない。
正直、昨今のアイドルのドキュメンタリー映画の中では
この「悲しみの忘れ方」は、素晴らしい作品だったと思う。
最後に、2期生の未央奈が髪を切った事に触れたが
やはり、この映画のテーマは、彼女たちの「覚悟」だったんだと思う。
まあ「覚悟」なんて、なかなか出来るものではない。
彼女たちに教えられる部分がたくさんあるな。
だからこそ、応援したくなるんだけどね!
アイドルを知らない人に見てもらいたいものだな。
たかがアイドルかもしれないけど、されどアイドルなんだと!
ともかく・・・久しぶりに号泣させてもらいました。
では・・・また・・・
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