数日経った今も尚、あの神宮の光景が目に浮かぶ。
今回の神宮は、今までとは違い、期ごとのパフォーマンスが行われた。
3期生は、まだあどけないパフォーマンスだったが
乃木坂の一員として、十分な勢いを作っていた。
もちろん、彼女たちも乃木坂としてすでに一年を過ごしてきたわけで
魅せるという点では、合格点を与えても良いだろう。
弾ける笑顔と元気いっぱいのパフォは、3期生らしい魅力に満ちたものだった。
逆に2期生は、さすが先輩と言わざる負えない素晴らしいものだった。
彼女たちのパフォーマンスは、気迫が伝わってきて
今の3期生には絶対真似のできない意地のようなものを感じた。
１日目では、2期生の面々が涙しながらのステージだったようだが
2日目も、どうしても泣いてしまうメンバーがいた。
おそらく、今週の乃木中での選抜発表が影響しているのだろう。
もしかしたら、3期生から選抜入りしたメンバーがいたのかも・・・
正直、2期生が入った頃と比べると、今の3期生は処遇が良い。
自分たちがメインで番組をやらせてもらえたし
乃木坂恒例のプリンシパルも、３期生だけでさせてもらえた。
そういった部分で、悔しい思いをした2期生も多いのだろう。
とはいえ・・・やはり、先輩の意地。2期生のパフォーマンスは圧巻だった。
これほどまでに綺麗に揃うか？という位、シンクロしてたし
何よりも、魅せるという点と盛り上げるという点では３期生とは比べ物にならない。
やはり、彼女たちが積み上げてきたものは、間違っていなかったのだろう。
そして、1期生・・・もう、ここまで来るとオーラが違う。
何よりも乃木坂をここまで大きくしたのは自分たちという自信。
どこのグループもそうだが、オリメンは存在そのものが圧倒的だ。
見る側も、彼女たちの一挙手一投足に酔いしれてしまう。
やはり格の違いを十二分に見せつけてくれた。
乃木坂が今、アイドル界No.1のグループであることは間違いない。
何よりもそれは、この会場にいる全員がわかっていたことだ。
今回のサプライズは、東京ドーム2daysだけではない。
先ほども語ったが、気迫のパフォを見せた2期生が
18thシングルでは、単独でMVありの曲収録。
さらに、アンダーベストアルバムが秋に発売される。
正直、アンダー曲は表題曲に負けず劣らずの名曲揃い。
乃木坂は、アンダー失くして語れないグループなのだ。
AKBのアンダーは、もうすぐ選抜入り予定の勢いのあるメンバーが並ぶが
乃木坂は、そういった感じではない。あくまでも俺の感想だが乃木坂は
アンダーそのものが独立し、ひとつのグループとなっている感がある。
つまり、アンダーというグループが、乃木坂にはもう一つあるという感覚だ。
もちろん、選抜組とアンダーのメンバーは目まぐるしく入れ替わるが
アンダーを経験してからの選抜組は強さを感じる。
この辺りにいる彼女たちが強さが、そのまま乃木坂の強さのように感じる。
今の人気メンだって、皆が皆、優遇されていたわけではない。
飛鳥やミサ先などなど、アンダーを経て今の地位がある。
最初は優遇された、堀や星野などもアンダーを経験して大きくなった。
乃木坂のアンダーの歴史は、もはやこのグループの財産に他ならない。
そして、更にアンダーファンには朗報が・・・
全ツアンダーライブの九州ツアーだ。
乃木坂は、比較的九州地方が弱い。
AKBのように活動の拠点がバラバラではなく、基本東京の乃木坂にとって
地方へのファン拡大は、これからの課題である。
つまり、先陣を切ってアンダーメンバーが攻めて
その後、本陣が動くといった感じだろうか？
九州にはHKTがいるが、その勢いはか細くなっている。
そこに、実力者揃いの乃木坂アンダーメンバーがいけば
盛り上がりは、関東の比ではないと思う。
そして、その役割をアンダーメンバーは十分に勤め上げるはずだ。
おそらくは、乃木坂の強さってここなんだと思う。
少ない人数だからこそ、明暗がはっきり分かれ
ただひたすら・・・自分のポジションを輝かせていく。
アンダー＝落ちこぼれなのではなく、そこも輝くことにより
より、本体そのものが輝きを増すわけだ。
東京ドームの舞台に立てば、ライバルであるAKBに並ぶ。
しかし、乃木坂には世間一般に認知されているヒット曲が無い。
世間を凌駕する話題にも欠けている。
やはり、AKBの総選挙は、ある意味武器だ。
これに勝てる何かが無い限り・・・乃木坂がAKBに勝ったとは言えないだろう。
今のアイドル界No.1グループは、紛れもなく乃木坂だ。
しかしそれは・・・一般人の知るところではない。
もし彼女たちが更に上に行くのであれば・・・
日本国民、いや世界中が注目する中で、何かをしなければいけないように思う。
では・・・また・・・
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